湘南ベルマーレは26日、FW福田翔生がデンマークのブレンビーに完全移籍することを発表した。
　ブレンビーの発表によると、福田は2029年夏までの4年契約を締結することに。背番号は湘南時代と同じ「19」をつけることが決定した。
　福田は2001年3月23日生まれの24歳。東福岡高校からFC今治に加入すると、Y.S.C.C.横浜への移籍を経て、2023年8月に湘南に完全移籍で加入。湘南では1年目にJ1で10試合に出場すると、2年目の2024年は34試合に出場し10得点を記録。今シーズンはここまで16試合で4得点を記録していた。
　ブレンビーは2024ー25シーズンまで日本代表FW鈴木唯人が所属していたが、フライブルクへの移籍が決定。一方で、筑波大学のUー23日本代表FW内野航太郎の加入が23日に発表されていた。福田は湘南の公式サイトを通じてコメントしている。
「ブレンビヤネス・イドラーツファーイーニングに移籍することになりました。湘南ベルマーレに関わる全ての皆さん、約2年間本当にありがとうございました」
「ファン、サポーター、スタッフ、チームメイトの皆さん、いつも背中を押してくれて、どんな時も支え続けてくれてありがとうございました。このチームのためなら命を懸けれると、そう思えるチームで毎試合戦う事ができて幸せでした。湘南に来ることができたから成長できたと強く思っています」
「相当な覚悟をもって決断しました。湘南に必ず恩返しできるように日々努力します。まだ伝えさせていただきたい事が多くあるので6日にレモンガススタジアム平塚にお越しいただけたら幸いです。本当にありがとうございました。あと2試合、一緒に熱く戦ってください」
　また、ブレンビーのフットボールディレクターを務めるベンジャミン・シュメデス氏は福田について「スピードがあり、重心が低い攻撃的な選手で、縦に深く走り込み、常に高いインテンシティでプレーする」と評価。「我々が以前から注目していた選手であり、他のクラブも興味を示していることを承知していた。彼がブレンビーの一員となることをとても嬉しく思う」と加入を喜んでいる。
　なお、湘南によると7月6日（日）の18時30分から、レモンガススタジアム平塚のメインスタンドにて福田から挨拶と記念撮影、ファンサービスが行われるとのこと。申し込みは必要だが、参加費は無料となっている。福田は7月5日（土）のヴィッセル神戸戦がラストマッチとなり、6日に離日予定とのことだ。