2025明治安田J1リーグ第18節が24日に行われ、セレッソ大阪とアビスパ福岡が対戦した。
　6勝4分7敗の勝ち点「22」で並ぶチーム同士の直接対決。序盤はC大阪が押し込む展開となるが、ラファエル・ハットンに複数回訪れたチャンスはゴールに結び付かず。ルーカス・フェルナンデスの決定機も相手GK村上昌謙の好セーブに阻まれた。対する福岡は、C大阪のビルドアップの綻びを突く形でゴールに近づく回数を徐々に増やすが、決定力に欠いてこちらも得点には至らず。試合はスコアレスで折り返す。
　後半も一進一退の攻防。福岡は77分、敵陣中央でフリーキックを獲得すると、橋本悠が直接ゴールを狙うが、惜しくもポストを叩いた。対するC大阪は83分、相手DFのバックパスをミスをかっさらったR・ハットンが相手GK村上との一対一を迎えたものの、シュートはセーブされた。
　すると84分、福岡のミスを見逃さずにC大阪が先制する。高い位置でミスパスをインターセプトし、中島元彦が素早く縦パスを供給。受け取った柴山昌也が左足でゴール左へと流し込んだ。
　追う展開となった福岡は90分、湯澤聖人が右サイドからピンポイントクロスを送り、ゴール前で待ち構えていたウェリントンがドンピシャのヘディングシュートを叩き込む。しかし、ウェリントンの上半身がわずかにオフサイドラインを越えていたため、VARで得点は取り消された。
　C大阪は福岡の反撃を耐えると、試合終了間際にカウンターを発動し、右サイドをえぐった阪田澪哉の折り返しにR・ハットンが合わせて勝負あり。C大阪は2試合ぶり白星、福岡は2試合ぶり黒星で8戦未勝利となった。
　C大阪の次戦は28日に行われ、敵地で浦和レッズと対戦する。福岡は次節、31日にホームで東京Vと対戦する。
【スコア】 
セレッソ大阪　2－0　アビスパ福岡
【得点者】 
1－0　84分　柴山昌也（C大阪） 
2－0　90＋8分　ラファエル・ハットン（C大阪）