トッテナムは2日、ユールゴーデン（スウェーデン1部）に所属するスウェーデン代表MFルーカス・ベリヴァルの加入内定をクラブ公式サイトで発表した。
　ベリヴァルは2024年7月1日からトッテナムに加入する予定。2029年夏までの5年契約を結ぶ。イギリスメディア『BBC』によると、トッテナムがユールゴーデンに対して支払う移籍金は、850万ポンド（約16億円）に上るようだ。
　2月2日に18歳の誕生日を迎えたベリヴァルは、卓越したボールコントロールなどを武器とする身長187センチメートルのセントラルMF。トッテナムに所属するスウェーデン代表FWデヤン・クルゼフスキらを輩出した育成の名門ブロンマポイカルナで育ち、2022年7月に16歳でプロデビューを飾った。2023年2月に強豪ユールゴーデンへ完全移籍し、2023シーズンはアルスヴェンスカン（1部リーグ）で25試合出場2得点を記録した。
　2024年1月にA代表デビューを飾った逸材に対しては、欧州中のトップクラブが注目。中でもバルセロナはベリヴァルとその両親、代理人をクラブハウスに招いて歓待したことが報じられた。しかし、バルセロナがユールゴーデンの要求額に難色を示して交渉は破談に終わり、より良い条件を提示した“スパーズ”が争奪戦を制した。