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今週のJ2

第1054回 toto,mini toto,GOAL3|J2第42節/J3第32節

土屋雅史がJ2ベストイレブンを選出!
2018年最も活躍した選手たちは誰だ!?

2018年11月14日

■シーズン最終回の恒例! 個人的J2ベストイレブンを発表します!

例年以上の大混戦となり、最終節を前にしてもまだ自動昇格チームもプレーオフ進出チームも、さらに降格チームも決まっていない今季のJ2リーグ。さまざまな人々の想いを背負った最終節は、もう今週末に迫っています。

これで3シーズン続けてこのコラムを担当させていただいたことで、今季も各会場に赴きつつ、J2の魅力を少しでも伝えられればと考え、2月からいろいろなことを綴ってきましたが、『今週のJ2』も今回が最終回になりました。ということで、こちらも3シーズン連続企画として、第41節を終了した段階での、個人的J2ベストイレブンをお届けしようと思います。もちろんそれぞれにご意見があるとは存じますが、これが皆さんにも「“MYベストイレブン”を選んでみようかな」と思うようなきっかけになれば幸いです。

【GK】
岡本昌弘(愛媛) 41試合出場
昨季のリーグ戦出場ゼロから一転、下部組織時代も含めれば22年を過ごした千葉を後にし、期限付きで加わった愛媛で持てる実力を遺憾なく発揮。セーブ数、セーブ率ともにJ2屈指の数字を誇るなど、改めてその才能を証明してみせた。第35節ではホームで千葉相手に完封勝利を飾り、試合後に見せていた笑顔が印象深い。

【DF】
井林章(東京V) 41試合出場・1得点
4年連続でキャプテンを任されている“緑の守り神”は、ビルドアップにも明らかな成長の跡を窺わせつつ、今季も得意のエアバトルの強さを武器に、ヴェルディの最終ラインに君臨。2015年と2017年は1試合の出場停止で惜しくも届かなかった、リーグ戦全試合出場に王手を懸けている。

【DF】
鈴木義宜(大分) 41試合出場・1得点1アシスト
シーズンを通じて昇格争いを繰り広げてきた大分を、3バックの中央で支え続けてきたのが、年齢以上の風格すら感じさせるこの26歳のセンターバック。リーグ最多得点を誇る攻撃陣が躍動できるのも、後ろでどっしり構える彼の安定感があるからだろう。なお、鈴木も2年連続のリーグ戦フルタイム出場に、あと1試合、90分まで迫っている。

【DF】
庄司朋乃也(金沢) 40試合出場・1得点
東京五輪を狙う若きセンターバックは、期限付き期間を1年延長した金沢でディフェンスリーダーの地位を確立し、得失点差がプラスになる程まで失点を抑えた守備陣を最後尾で支えてきた。187センチの長身に正確なキック精度も完備しているだけに、今後のさらなる飛躍も大いに期待される逸材。

【MF】
藤田息吹(松本) 37試合出場・1得点1アシスト
決して派手なプレーを披露する訳ではないが、気付けば中盤でルーズボールを回収し、球際で強さを見せつけ、左右へ的確にボールを展開しながら攻撃の起点としても機能。移籍1年目で反町サッカーに欠かせないキーマンへと成長を遂げた。ちなみに反町康治監督と藤田は大学の先輩後輩(27歳差)です!

【MF】
三幸秀稔(山口) 40試合出場・2得点6アシスト
シーズン序盤のJ2を席巻した山口の強烈アタッカー陣を、中盤で糸を引くように操っているリーグ屈指のコンダクター。けががちで線が細かったかつての印象は消え、キャプテンとして力強くチームを牽引する姿が頼もしい。そのセンスをJ1で羽ばたかせる日も近いのではないか。

【MF】
鈴木惇(福岡) 40試合出場・6得点5アシスト
大分から帰還した今季は、出場機会を大幅に減らした2年前にも指揮を執っていた井原正巳監督の信頼を勝ち獲り、チームトップの出場時間を記録。勝敗を担う存在として、ハイパフォーマンスを持続している。ここまで決めた6得点はほとんどがスーパーだが、第33節の千葉戦で叩き込んだミドルシュートはワールドクラスだった。

【MF】
平戸太貴(町田) 39試合出場・8得点17アシスト
あるいは今季のJ2全体で、最もサプライズをもたらした選手かもしれない。とりわけ正確なキックを生かしたセットプレーは町田の大きな得点源に。リーグトップの17アシストを記録するなど、一気にブレイクスルーを果たした。東京五輪も間違いなくその視野に入ってきている。

【MF】
レアンドロ・ドミンゲス(横浜C) 37試合出場・11得点14アシスト
ニーヤンこと“ハマのキング”は、J2無双のファンタジスタ。ひとたび魔法の右足を振るえば、相手ディフェンダーは一瞬ですべてを無力化されてしまう。チームの4割以上の得点に絡む好調さは、柏でJ1優勝を成し遂げた2011年に匹敵するレベルかもしれない。なお、愛息の“レアンドリーニョ”くんは日本語ペラペラです。

【FW】
大前元紀(大宮) 40試合出場・24得点4アシスト
1年でのJ1復帰を義務付けられた大宮の10番は、一昨年のJ2で記録した18得点を遥かに上回るペースでゴールを量産。苦しいシーズンを強いられたチームに、活力をもたらし続けてきた。現在7位のオレンジ軍団に奇跡を起こせるのは、このストライカーをおいて他にいない。

【FW】
中島裕希(町田) 41試合出場・12得点5アシスト
中島がゴールを決めた今季の試合は9勝1分1敗。3年連続で二桁ゴールを奪っているが、前線からの献身的なチェイシングも含め、数字以上に勝利へ直結する仕事を確実にこなす“仕事人”的な雰囲気も漂う。34歳にして右肩上がりに成長を止めない姿は、もっと評価されていいはず。

まだまだご紹介したい選手はたくさんいますが、ここは泣く泣く11人に絞って、名前を挙げさせてもらいました。いよいよ2018年のJ2も1試合を残すのみ。皆さんにとってのラストゲームが、悔いのない90分間になることを願ってやみません。今季も当コラムにお付き合いいただきまして、本当にありがとうございました!

【プロフィール】 土屋雅史(つちや・まさし) 1979年8月18日生まれ、群馬県出身。株式会社ジェイ・スポーツ制作部第3制作チームプロデューサー。2003年の入社以来、WORLD SOCCER NEWS『Foot!』スタッフを8年間務め、2011年よりJリーグ中継担当プロデューサーに。最多年間観戦試合数は現場、TV中継を含めて1000試合を超え、国内外を問わずサッカー事情に精通している。
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