
縁起の良い"聖地"で怪物が大暴れ
4日に行われたスルガ銀行チャンピオンシップで、昨季のナビスコカップ王者FC東京が、南米カップ戦王者リガ・デ・キトをPK戦で下し、日本勢として初優勝を成し遂げた。
主役は、今季眠ったままの怪物だった。1点ビハインドで迎えた34分、MF田辺草民が放ったミドルシュートのこぼれ球に反応したのは、今季公式戦3得点と不振を極めていたFW平山相太。後半ロスタイムには、DFキム・ヨングンのクロスを頭で落とし、FW大黒将志の同点弾をアシストした。「平山にてこずった。彼がいるだけで、試合をコントロールすることが難しくなってしまった」と、敵将も獅子奮迅の活躍に脱帽。平山は「自分ができることをしっかりやれた」と満足げに話した。
今季は開幕戦こそゴールを挙げたものの、そこから苦しんだ。リーグ再開後からは、大黒の加入もありスタメン落ち。4試合でわずか1試合にしか出場できなかった。それだけに、今日のスタメン起用は平山にとって少ないアピールチャンスだった。
"聖地"国立競技場は、平山にとって縁起の良い場所。これまで20戦を戦い18得点を挙げており、得点を挙げた12試合はいまだ無敗だ。スタメン出場のチャンスが国立だったのは、彼にとって好都合だっただろう。
最後に「PKは苦手なので、蹴りたくないほうに手を挙げました」と話したのはご愛嬌。4年後のブラジル・ワールドカップを目指す男が、ようやく目を覚ました。







