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前園真聖の予想コラム
【前園真聖(まえぞの・まさきよ)】元サッカー日本代表で、現在はスポーツジャーナリストとして、またビーチサッカー日本代表として現役復帰し活躍中。2006年からは「ZONOサッカースクール」を開校し、サッカーの普及とレベルアップのために自身の経験を活かしている。ペットはミニ豚。オフィシャルウェブサイトhttp://www.zono.net/ twitterアカウント@zono23

第475回 toto|ナビスコ杯/天皇杯

G大阪はヤットと宇佐美の不在が痛い
栃木が“大波乱”を起こす可能性も

2010年10月07日

 「思い切った予想だな」。J2クラブの勝利をいくつか押さえている今回の予想一覧を見てそう思った方も多いでしょう。でも、僕自身は「思い切った予想」だとは思っていません。皆さんもご存知かもしれませんが、天皇杯の3回戦くらいでは波乱が起こることが少なくない。リーグ戦に集中したいJ1のチームはまだ天皇杯へのモチベーションは低く、同時に心のどこかに「J2のクラブには負けないだろう」という思いがある。一方、J2のクラブはJ1のクラブ相手に一泡吹かせてやろうと意気込みが強く、そのモチベーションの差が番狂わせを導くことが比較的多いんです。

 今回、僕が波乱の可能性を読んだのはG大阪vs栃木、大宮vs大分、北九州vsF東京の3試合。「あのG大阪がJ2のクラブに負けるはずがない」と思う方もいるかもしれませんが、代表招集でヤット(遠藤保仁)と宇佐美が不在となるのが痛い。直近の山形戦もリズムが悪く、1-2で敗れている点も気になります。対する栃木はJ2首位の柏とドローに終わり、チームの雰囲気は悪くないはずで、“大波乱”を起こす可能性はそれほど低くないと読みました。

 天皇杯は一発勝負ということもあり、必ずしも実力差どおりの結果が出るわけではありません。今回のtotoは約7000万円のキャリーオーバーが発生中で、1等最高2億円の大チャンスです。起こり得る番狂わせを読み解き、一攫千金を狙いましょう!

 mini toto-A組にはナビスコ杯の2試合が組み込まれていますが、この2ゲームはダブルで手堅く押さえるのが妥当でしょう。僕自身は、川崎vs磐田は「1」&「0」で対応しました。第1戦で勝利している川崎は精神的に優位ですし、対する磐田は前田と駒野と攻撃の柱が代表招集で不在となる影響は大きいはずです。「1」のシングルも考えましたが、川崎の司令塔である(中村)憲剛が代表招集でいない点は気になりました。パスの供給源が減るのは見逃せず、ここはドローという展開も視野に入れるべきでしょう。

 mini toto-B組は、toto予想をベースに横浜Mvs鳥栖で「2」を追加しました。理由はtoto予想で述べたとおりですが、もう一つ見逃せないのが、横浜Mは故障で(中澤)佑二、代表で栗原を欠くこと。ディフェンスの要2人が欠場する影響は小さくないはずです。自分たちが格下であることを認識している鳥栖はしっかり守備を固めてカウンターという戦術を徹底するはずで、そのサッカーがハマればジャイアントキリングの可能性も十分です。

 一方、「波乱はあり得ないかな」と思えたのが浦和vs徳島ですね。さいたまダービーに勝利、リーグ戦は7試合負けなしと安定している浦和を信頼して良いでしょう。徳島は3日の試合に続きアウェイ戦となるのが痛いと思います。

 今回、“鉄板”と言えるのが鹿島でしょう。これまで何度も指摘してきたとおり攻守の安定感は高いですし、優勝経験が多い点は要注目です。天皇杯は言うまでもなく今回も狙っているタイトルでしょうし、このチームにtoto予想で述べたようなJ1クラブのネガティブな要素は当てはまりません。格下の熊本相手にも本気の戦いを挑むはずで、ゴール予想は「2」&「3」のダブルがふさわしいかと思います。対する熊本は「0」でしょうね。完成度の高い鹿島相手にボールを持てるイメージはわきません。

 名古屋vs札幌、G大阪vs栃木は、J1クラブが勝つなら「2」という予想。一方、J2クラブが勝つなら1-0という予想です。札幌と栃木が勝利を収めるにはしっかりと守備を固め、そこからのカウンターか、セットプレーを生かすしかない。その戦術が機能すれば、最少スコアでの勝利は十分に可能なはずと読みました。

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