Jリーグサッカーキング2011年3月号|千葉直樹引退読本
千葉直樹「新たな夢とベガルタの未来像」
15年間プレーしてきて本当に良かった
----2010シーズンのリーグ最終節と引退セレモニーから約1カ月半がたちました。クラブハウスの片付けはもう終わりましたか?
【千葉】それが、まだなんです(笑)。新しい選手たちが来るから早くしないといけないんですけどね。
----例年だと、すでに自主トレが始まっている時期ですが、違う立場でクラブハウスに来た感想はいかがですか?
【千葉】クラブハウスに来ること自体が久しぶりなので、早くも懐かしい気持ちになりました。ロッカールームを片付けてしまったら、もう自分のスペースはなくなるんだな......と思ってしまいます。そうしたら、今までは選手としてここに来ていたけど、もう自分はOBだから(ロッカールームのない)上のフロアにしか行かないのかな、とかいろいろと考えてしまいますね。
----現役引退からある程度の時間が経過して、新たに思うことや変化を感じることはありますか?
【千葉】多少ありますね。取材などで忙しくはしていたんですけど、体は動かしていなかったので、自分の足を見ると「細くなったな」と感じてしまいます。ほとんど使っていないですからね。それは触ってみても、目に見える点でも、目立った変化です。あとは、(選手を)辞めるにあたっていろいろな方々から御礼の言葉をいただいたり、あいさつして回った時に、本当にたくさんの方々に支えてもらってきたんだと改めて実感しました。そういう意味では、今になって気付いた部分も多いです。だから、お世話になった方々にはなるべく直接お会いして、自分の口で御礼を伝えたい。実は、今もいろいろと走り回っているところなんです。僕はJリーグの数あるチームの中で、仙台にしか所属していませんが、他のチームにもたくさん知り合いができました。このクラブを通じて「千葉直樹」という人間を皆さんが知ってくれて、そういう御縁で出会った方々です。普通はここまで輪は広がりませんよね。仙台に所属したことのある選手との付き合いだけで終わる可能性だってあったはずです。ですから、改めて素晴らしい方々に恵まれた環境だったんだなと思いますね。








