
第460回 toto|J1第16節/J2第20節
京都は地力のあるチームだから
今の順位は本当じゃない
日程のきついとこが猛暑や雷雨にかち合って、選手もサポーターも大変ですよね。この暑さのなか、中2日、中3日で試合をやるんだから、そりゃバテます。よく「選手は1試合で2Kg体重が減る」って言いますけど、サポもちょっとゲッソリ気味ですね。読者の皆さんも熱中症には御注意ください。ナイトゲームでも30℃近かったら充分、熱中症のリスクがあります。
選手は足がつりますね。よく地方の薬局の店先に「足のつる人」って紙が張ってあって、あれを見るたびに選手のことを思います。疲れがたまってるのと水分&ミネラルが身体から奪われるせいらしいんだけど、試合後半、見事に足がつる。今週、面白かったのは「ゴールパフォーマンスで足がつった」と告白した槙野智章(広島)ですね。僕、ビデオを見直しちゃいましたよ。わりと上手にごまかしてるんですね。
パッと見たかんじでは気がつかない。だから、言わなきゃわかんない。そこを正直に言っちゃうところが槙野っぽいなぁと思います。槙野は最高のキャラですね。
だけど、サッカーで「体力消耗するからムダなことはしない」ってことになったら、あまりにも味気ないと思うんです。いや、一般的にいう「ムダ走り」はこの際、除外して考えます。あれも入れて考えるとサッカーの競技自体が成り立たなくなる。僕がイメージするのは、例えば「ゴールを決めて、ベンチの監督のもとへ走る(あるいはゴール裏のサポーターのもとへ走る)」みたいなことです。あれ、非常に盛り上がるけど、絶対必要かって問いつめられたら絶対じゃないし、ちょっと返答に困りますよ。
もし、ゴール裏へダッシュして足がつったら、僕はその選手好きだけど、何で試合のためにそのダッシュを残しとかなかったんだって言われちゃうかもしれない。槙野のケースはこれに似ています。あんまり細かいとこに目くじらを立てると、サッカーが味気なくなります。槙野には、今後もじゃんじゃんパフォーマンスやって欲しいですね。
話変わって、今週、もうひとつ衝撃を受けたのは京都の加藤久監督解任&秋田新監督就任です。京都は地力のあるチームだから、今の順位は本当じゃないと思ってました。新聞に報道が出た日、すぐ加藤久さんに電話して、「おつかれ様でした」を言ったんですよ。そのとき、久さんが言ってたことは信義の問題もあるから、ここには書きません。ただ心底寂しそうでしたね。
僕は京都が広島と入れ替え戦を戦って、昇格した日のことを思い出します。久さんは仕事をしたと思います。これは知人としての欲目なんですかねー。「落ち着いたら東京で食事しましょう」と約束して、電話を切りました。サッカー監督はきびしい仕事ですよ。例えばプロ野球って相当な連敗でもしないかぎり監督が更迭されることないですもんねー。っていうか更迭の形をそもそも取らない。「休養」ってあいまいな形にしがちですね。
秋田新監督は、苦難の監督デビューですね。本当は監督経験豊富な人の方が建て直しのノウハウを持ってるのかもしれません。ただ京都はさっきも言いましたが、地力は持ってると思うんです。秋田さんの強いメンタリティーがうまく作用すれば、浮上は大いにあり得る。今後の京都に注目したいと思います。







